webマーケターの仕事内容って?1日どんなことしてるの?
今回は事業会社のwebマーケター(インハウス)の仕事内容について、1日の流れや主な仕事内容について解説していきます!
一部上場企業の事業会社でwebマーケターをしていた経験から説明していきます!
webマーケターを目指している方や、webマーケティングに興味のある方の参考になれば幸いです。
事業会社のwebマーケティングとは?
そもそも事業会社とは、自社の商品やサービスを消費者・企業に提供している会社のことです。
広告代理店は事業会社の代行をしているので、そうイメージすると違いがわかりやすいかと思います。
また、事業会社が自社内でマーケティングを行うことを「インハウスマーケティング」と言います。
広告代理店との違いは?
広告代理店にもwebマーケターはいますが、業務内容は結構違ったりします。
事業会社と広告代理店のwebマーケターの違いは、商品・サービスの売り上げにまで責任があるかどうか、です。
広告代理店は広告費さえもらえれば売上に繋がります。
それに対して事業会社では商品・サービスが売れないと売上には繋がりません。
キャリアとしてどちらが良い悪いというわけではないので、こちらの記事を参考にどちらに興味があるか考えてみて下さいね。
事業会社webマーケターの1日のスケジュール
それでは早速、私が実際に働いていた経験を基に、事業会社webマーケターの1日を紹介していきます!
特に期末が繁忙期なので、繁忙期と通常時に分けて説明していきます!
事業会社webマーケターの通常時の1日の流れ
繁忙期である期末以外の通常時の1日のスケジュールは以下のような形です。
各業務は後ほどご説明します!
事業会社webマーケターの繁忙期の1日の流れ
繁忙期に特に大変なのが、次期(次年度)の予算の策定です。
これまでの実績を基に、どんな手法にどれくらいの費用を使えば成果(利益)が最大になるのかという予算を算出します。
実際に私はこのような形で予算を算出していました。
本当に全ての数字に突っ込みが入るくらいの感覚で、細かい部分まで上司などに突っ込まれつつ、1〜2ヶ月程度掛けて何回も修正を加えていきます。
予算を作る際に統計が必要になり、未経験だったので大変だった記憶があります…
事業会社webマーケターの主な業務
それでは、1日の流れの中で紹介した各業務についてそれぞれ説明していきます。
ちなみに広告運用業務についてはこちらで詳細に解説しているので、参考にしてみてください!
前日の数値確認
基本的に毎日行う数値確認ですが、「前日までの集客の成果がどうか、しっかりと売上に繋がっているのかのチェック」です。
webマーケティングでの集客の成果はもちろん、質のよいユーザーで、売上に繋がり得るユーザーなのか、繋がっているのかという部分まで細かく見ていきます。
代理店との打ち合わせ
webマーケティングの規模が大きかったり、多様な媒体を使っている場合は一部を広告代理店に依頼することがあります。
私も実際一部の広告を代理店に任せていました
広告代理店に任せている部分の成果の確認や、指示出しなどを行います。
ツール導入の打ち合わせ
あらゆる手段を用いて成果を上げていく必要があるため、随時新しいツールを探していきます。
導入するべきかどうかの商談や、情報収集としての打ち合わせなどを行います。
事業数値分析
週や月ごとの単位で見て、売上として成果を伸ばすためにどこを改善すべきなのか分析を行います。
例えば人材系企業の場合、登録はしてもらっているものの採用に至る人が少ないのであれば、面接の設定率が悪いのか?営業のアプローチが悪いのか?などのあらゆる角度から分析していきます。
施策案出し、実施
事業成果の分析を基に、こういう結果だったからこんな施策をしていこう、といった成果を上げるための施策を考え、実施していきます。
予算策定
冒頭でも少し触れましたが、期末や月末に、次期(次月)の予算を策定します。
以下のような形でこれまでの成果を基に、統計的に成果(利益)が最大になるような予算額、予算配分を検討します。
毎月の実施もありますが、期末の予算策定は2か月くらい掛けるほど重いです、、
予算策定会議
前段で作成した予算は、一度作成したらそれで確定というわけではありません。
1人だけでの策定だとどうしてもミスや主観が入ってしまうため、上司やチームメンバーなどの第三者に入ってもらい意見を出し合います。
特に繁忙期は毎日のようにフィードバック~修正を繰り返します。
開発会議
成果を上げるために、新しい機能を開発することも多々あるので、エンジニアに依頼・進捗確認をする会議も定期的に行われます。
新しい機能というのは基本的に依頼してすぐに出来上がるものではないので、定期的に進捗を確認する必要があるのです。
webサイト、バナーの制作ディレクション
LPと呼ばれる広告の着地点となるwebサイトや、バナー画像などのデザイナーへの指示もwebマーケターの仕事です。
「このような形で次回は作成をお願いします」という指示出しや、前回の結果を集計して次回はどのような施策を打つか考えるのも業務範囲です。
広告代理店のwebマーケターとの違い
ここまで事業会社webマーケターの1日の流れを説明してきましたが、いかがでしたでしょうか?
事業会社と広告代理店の大きな違い、メリットなどは以下の通りです。
- 業界知識が身に付く
- 経営者目線、事業を伸ばす力が身に付く
- デザインや開発の知識も身に付く
1つの商品・サービスを扱うので、当然その業界に詳しくなります。
そして、冒頭で広告代理店と違い売上に責任があると説明した通りで、webマーケティングの結果、集客しただけで終わりではありません。
集客したユーザーが売上になって初めて成果ですので、集客から成約までの全体像を見る必要があるため、経営者目線が必要で、その結果事業を数字を改善して伸ばす力が必然的に身に付きます。
実際私も、営業の改善のための会議に参加したりしていました。
また、数字の改善に対してはエンジニアとのコミュニケーションも必要になるので、開発などの周辺知識も身に付きます。
事業会社のwebマーケターになるには
いかがでしたでしょうか?
もしこの記事を見てwebマーケターになりたい!ということであれば、個人的にはwebマーケティングスクールに通うことをおすすめします!
というのも、未経験でwebマーケターになるには実務経験が求められます。
売上に直結するポジションのため、こんな事が出来る・してきたので成果を出せます!と言える必要があるためです。
中々自分でスキルを身に付けるのも難しいし、何をしていいかも分からないと思います。
どういう点を重視してwebマーケティングスクールを選ぶべきかを解説しつつ、厳選スクールを紹介しているので、興味あればぜひ参考にして下さい!