今回は、Excelの学習を始める際にまず最初に身に付けるべき3つのスキルを紹介します。
これらを最初に身に付けるかどうかで今後の成長スピードが大きく変わってきます。
ぜひ最初に覚えてみてください。
Excelを勉強する前に最初に覚えるべき3つのスキルとは?
それでは早速最初に身に付けるべき3つのスキルをご紹介します。
その3つは、
- Excel上での移動方法
- 関数の発動方法
- Excelを覚えるための姿勢・意識
です。
それぞれどう言うことでしょうか?
1つずつ解説していきます。
Excel上の効率的な移動方法とは
![Excel上での移動のイメージ](https://daily-excel.com/ex/wp-content/uploads/2021/02/image-262.png)
まず最初のスキルが、エクセル上での効率的な移動方法です。
Excelを使用して移動するパターンは大きく以下の3パターンに分類できます。
- セル移動
- 範囲選択
- シート移動
それぞれ実際に行うときに、どのようにやっているでしょうか?
おそらくそれぞれこのように行っているのではないでしょうか?
- Excelファイル上別のシートに移動時、マウスでクリックして移動してい
- 複数セルを選択する時に、マウスで引っ張っている
- 表の1番端や、1番下へ移動するために頑張ってスクロールしている
![Excel上では1セルずつ移動しているのではないか](https://daily-excel.com/ex/wp-content/uploads/2021/02/image-263.png)
実はこれら全ての操作が、キーボード操作だけで行うことができるのです。
Excel上で効率的な移動が出来るとどうなるの?
それでは、これらの操作がキーボードで出来るとどうなるのでしょうか?
これらの操作ができるようになると、キーボードから手を離さずに選択と移動を行うことが出来る様になるため、一番多く使うといっても過言ではない「移動」と「選択」に使っている時間を削減することが出来るのです。
後ほど後述しますが、関数を使用する時には、入力と選択・移動の繰り返しが多数必要になります。
キーボードで入力→マウスに手を移動して移動・選択→キーボードで入力→マウスに手を移動して選択・・・と言う流れを何度も行うため、これが無くなるだけで効率化されることは簡単にイメージできるかと思います。
例を見てみましょう。頻出の関数であるsumifsを使用した例を見てみます。
sumifsを使用してこのように特定の範囲を選択して足し合わせる関数を入力したいとします。(sumifsについては別途紹介しますので、ここでは覚える必要はありません。)
![Excelでの関数入力](https://daily-excel.com/ex/wp-content/uploads/2021/02/image-264-1024x93.png)
特定の範囲内を選択するsumifs関数を使おうとすると、範囲選択が5回発生します。
つまり1つの関数を使用するためにキーボードからマウスに移動する回数が5回以上発生するのです。
更に長い範囲を選択しようとした場合には、ひたすらマウスをスクロールさせる必要があり、それだけで時間が撮られてしまいます。
![Excel上での範囲選択が楽になる](https://daily-excel.com/ex/wp-content/uploads/2021/02/image-265.png)
Excel上で効率的な移動が出来ると、キーボードから手を離す必要がなくなり、効率が大幅に上がるのです。
セル移動、範囲選択、シート移動の詳細な操作方法の説明はこちら
Excel上の効果的な関数の発動方法とは
![Excel上での手動での関数発動](https://daily-excel.com/ex/wp-content/uploads/2021/02/image-266-1024x860.png)
続いて、Excel上での効果的な関数の発動方法です。
Excelの関数の説明をすると、例えば数字を足し合わせるや、一致する値を表の中から引っ張るといった、「特定の操作をExcelに指示する事が数式」の事です。
人間が目視で計算するよりも、Excel(機械)に任せた方が遥かに早く作業ができるため、Excelを使用する上で関数の使用は必須です。
もう関数なんて知ってるよ!と言う方も多くいらっしゃるかと思いますが、おそらくどちらかの方法で発動しているかと思います。
- ツールタブの中の「数式」を使用
- 手打ちですべて入力
この2つの方法で発動させることは出来ますが、これは非効率的な発動方法です。
Excelの操作に慣れてくるにつれて、Excel上で通常のテキスト文を入力することよりも、関数を入力すること割合の方が多くなってきます。
そのため関数の発動を効率的に行うと、かなりの効率化になるのです。
Excel上で効率的に関数を入力できるとどうなるの?
それではExcel上で効率的に関数を入力できるとどうなるのでしょうか?
これは一言で説明出来ますが、
基本的にExcelの操作は入力と移動と選択のみのためこれら全てがキーボード上で完結します。
つまりほぼ全ての動作をキーボード上で行う事ができるようになるのです。
直近でExcelを触る機会がある方は、普段どれだけマウスに手を移動しているか意識してみてください。
効果がより鮮明にイメージできるかと思います。
Excelを覚えるための姿勢とは?
![マウスを使用しない](https://daily-excel.com/ex/wp-content/uploads/2021/02/image-261-1024x685.png)
最後の覚えていただきたいことは、Excelを使用する際に意識すること、つまりスキルを習得するための姿勢になります。
「なんだ精神論か?」と思われた方もいるかもしれませんが、ちゃんと具体的にやることをお伝えするので安心してください。
まず前提として知っておいていただきたいことは、
Excelとは触れている時間に比例してスキルアップすると言うものではないのです。
それではExcelを覚えるための姿勢ですが、以下の2つになります。
- なるべくググる
- マウスを使用しない
この2点が持っておいて欲しい姿勢になります。
2つの姿勢を意識するとどうなるの?
Excelのスキルが成長する条件としては、以下の2つです。
- 新しい知識を入れる
- 体で覚える、字の如く体得する
「新しいスキルを身に付けて」、「自然に使えるようになる」状態が成長している瞬間なのです。
2つのことを意識しないと、毎回非効率な同じやり方を行ってしまい、たまにしか覚えたスキルを試すだけだと逆に手間取ってしまいむしろ余計な手間になるのです。
Excelを身に付ける上で大切な2つの姿勢について詳しくはこちら
まとめ
いかがでしたでしょうか。
身に付けて欲しいことは以下の3つです。
- Excel上での移動方法
- 関数の発動方法
- Excelを覚えるための姿勢・意識
そしてこれらを身に付けると圧倒的に成長角度が違うことが理解していただけたかと思います。ぜひ常にこれらを意識してスキルを身に付けていってください。