今日は、Excelで関数を使用する一番楽で・素早く・簡単な方法をご紹介します!
Excelの関数を使用する楽な方法知っていますか?
sum関数のような簡単な関数から、少し中級者向けのvlookup関数など、Excel上で関数を使用する機会は無限にあるかと思います。(使っていなかったら効率化のチャンスです、今後使ってみてください。)
関数自体の説明は少し調べてば分かりますが、具体的にどのような流れで発動させているのかは中々知る機会が無いので、独学・我流でやっている方が多いと思います。今回ご紹介する方法は、どんな関数を使用する上でも有用なので、ぜひ覚えましょう!
そもそもExcelの関数とは
一度、Excelの関数とはどのようなものか、振り返っておきましょう。
関数とは、一言でいうと「特定の作業をExcelに代わりに行ってもらうために決められた数式」のことです。簡潔に言うと数式なのです。
Excel上で数式を使うには
関数とはつまり数式と記載しましたが、Excel上で数式を使う時は「=」をセルに打ち込みます。=の打ち方は、「shift(シフト)」+以下のキーボード上右上のキーです。
例えば単純な足し算でも、以下のように「=」から始めないとExcelが数式と認識してくれません。逆を言うと、「=」と打つと数式と認識してくれます。
では、実際に関数を使ってみましょう。
実際に関数(vlookup)を使ってみる
関数を使用する流れの参考に、vlookup関数を入れてみましょう。
こちらも数式を見ると「=」から始まっているのがわかりますね。つまり、「=1+1」は「1+1を実行してください」ということと同じで、「=vlookup()」は、「()の条件でvlookupを行ってください」という数式なのです。
基本的な関数の発動方法
関数について振り返ったところで、まずは通常多くの人が行っているであろう関数の発動方法について見てみましょう。
- ツールタブの中の「数式」を使用
- 手打ちですべて入力
おそらく上記のどちらかの方法を使用しているのではないでしょうか。
さきほどのvlookupを例に、まずは「ツールタブの中の「数式」を使用」から見てみましょう。こちらは以下の画像のように、上部に並んだツールタブの中から、使用したい関数を探してきてクリックして発動させる方法です。
次に、直接全て手入力をする方法です。こちらは読んで字の如くですが、一文字ずつ「=vlookup」と入力する方法です。
何が問題なの?と思われる方もいるかもしれませんが、今回ご紹介したい方法を見てみましょう。
Excel関数を発動させるおすすめの方法
それでは、おすすめの方法を紹介します。
それは、「tab(タブ)キーを使用した予測変換」での入力方法です。
具体的には、「=」で数式の入力を始めた後に、数字以外の文字列(半角アルファベット)を入れると、Excel側で何かしらの関数を入れたいんだなと感知し、関数の候補を出してくれるのです。
その関数の候補に対して、tabキーを入力すると選択が完了するのです。
おすすめの方法を実例で
それでは実際に例を交えながらご説明します。(今回はわかりやすくsum関数を使用します。)
1.まずは関数を入力したいセルに「=」を入力します。
最初に、セルの中に「=」を入力してみてください。
2.次に、入力したい関数の頭文字を入れます。
今回の場合はsumなので「s」を入力します。
そうすると、入力した文字から始まる関数の一覧が候補として出てきます。
今回の場合Sから始まる関数が多く、sum関数が見当たりませんね。その場合、もう一つ「u」と打ち込みます。
そうすると、sum関数が見えてきました。(通常1文字入れれば関数は見つかります。)入れたい関数候補が見つかったら、矢印をクリックし、発動したい関数にカーソルを合わせます。
3.タブキーを押して関数を発動
発動したい関数にカーソルが合わさった状態で、「tab(タブ)」キーを押します。
そうすると、以下のように関数が入力され、「(」も含めて入力された状態になり、あとは計算対象を選択するだけの状態になります。
この入力待ちの状態で矢印を押して移動して範囲を選択します。(マウスで指定もできますが、キーボード操作の方が楽です。)
キーボード操作で選択する詳細な方法はこちらで紹介しています。
4.Enterを押して入力完了
その後、「Enter」をクリックしたら関数の入力が完了です。
例えば、vlookupのような引数、つまり()の中身が「,」で区切って複数ある場合は「,」はキーボード入力する必要がありますが、このような場合でも同様にマウスを使わずに入力は可能です。
いかがでしょうか?この方法を使うと、関数の入力はかなり高速化することが出来ますので、身に着けた関数の知識の効果が倍増します。
ぜひ使用してみてください。