今日は、「問題解決プロフェッショナル」の要約をご紹介します。
問題解決プロフェッショナルとは
「ゼロベース思考」「仮説思考」「MECE(ミッシー)」「ロジックツリー」など、 2つの思考、2つの技術、1つのプロセスを通じて、ビジネスの現場で問題解決を実践する方法を体系化。問題解決の基本的考え方はここにある。旧版のシンプルで明快な問題解決理論はそのままに、企業事例や演習課題を刷新。
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問題解決プロフェッショナルの要約
①【思考】
- ゼロベース思考
- 仮説志向
②【技術】
- MECE
- ロジックツリー
③【プロセス】
- ソリューションシステム
①【思考】
・ゼロベース思考
既成の枠(自分の経験や知識)の中だけで判断しない
→このためには、顧客の立場に立って物事を考え抜く(ユーザー目線)
・仮説思考とは限られた時間の中で、限られた情報しかなくても、その時点での結論を持ち、実行に移すこと
とにかく早く結論を出し、早く実行に移し、その結果を早く検証して次のステップにつなげていく
意識することは以下の3点
1、アクションに結び付く結論を常に持つ
→データに対してso what?を繰り返してアクションレベルにまで落とし込む
2、背後のメカニズムや理由を考える
→問題となっている現象を作り出す仕組みや構造のこと
※これは1を考えていれば自然と必然的に考えざるを得ない
3、ベストを考えるよりもベターを実行する
→上記1・2をどの時点として実行に移すのか。それは今よりもベターな状況が想定された時点。そして走りながら軌道修正すればよい
※行動してみると、ベストを考えるよりも精度が高く、すぐに役立つ情報が入ってくるものである
※情報収集は左か右かの方向性がわかればいい→6割でいいから、情報収集に時間をかけすぎない
②【技術】
・MECE
→抜けもれダブりなく
注意すべき点は3点
- 抜けもれによって的をはずしていないか→ゼロベース思考
- ダブりによって効率を阻害していないか
- MECEで捉え最後に優先順位付けできているか
世の中でフレームワークと言われているものは多くがMECEの応用である
→ex.)
- 3C
- ビジネスシステム
- 4P
- 事業ポートフォリオ
- コーザリティ分析
・ロジックツリー
問題原因を深堀したり、解決策を具体化するときに、限られた時間の中で広がりと深さを追求するのに役立つ
ロジックツリーは既成のフレームワークがなくても問題解決を可能にする、独自のフレームワークをつくるための技術
メリットは以下の3点
- 漏れやダブりを未然にチェックできる
- 原因、解決策を具体的に落とし込める
- 各内容の因果関係を明らかにできる
→問題の原因究明はwhyで深堀し、解決策はso howで深堀
作成の際の注意点は以下
- 各レベルがMECEか
- ツリーの右側が具体的な原因や解決策になっているか
- ロジックの因果関係で主要課題とリンクしているか
- 漏れがありそうなら「その他」と置いておく
- 既存の枠に入らなければ新しい枠を作る
- 他人に見てもらい、修正を繰り返す
③【プロセス】
これまでの技術と思考を駆使した問題解決法
- 何が問題で何を解決すべきかを適切に設定する(課題の設定)
- 課題に対しての解決策を考える(解決策の仮説)
- 解決策を検証・評価する(解決策の検証・評価)
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