今日は、「ビジョナリー・カンパニー – 時代を超える生存の原則」の要約を紹介します。
ビジョナリー・カンパニー – 時代を超える生存の原則とは
「時代を超え、際立った存在であり続ける企業(ビジョナリー・カンパニー)」の源泉を解き明かした米国のロングセラー。徹底した調査とライバル企業との比較対象などから、これまでの経営神話(すばらしいアイデアの必要性、カリスマ的指導者の存在、……)を次々と看破、時の試練に耐え変わることのない「基本理念」こそ、ビジョナリー・カンパニーに最も必要なものであると説く。
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ビジョナリー・カンパニー – 時代を超える生存の原則の要約
ビジョナリーカンパニーは他の企業に比べて、「素晴らしいアイデア」から始めた割合が低い
ビジョナリーカンパニーはカリスマ経営者がいるのではなく、組織として卓越している
大切なものは、基本理念(我々は何者で、何のために存在し、何をやっているか)の徹底力
(基本理念 = 基本的価値観 + 目的)
ただし、基本理念を表す具体的行動(文化や戦略)は変わっていくべき
基本理念を徹底させるための仕組みが重要であり、戦略、組織体系、報奨制度、オフィスレイアウトなど全てに一貫性を持たせることが大切
具体的な方法
・大胆な目標(BHAG)
説明する必要もないくらい明確な声明であるべき
気楽に達成できるものであってはならない
それ自体が興奮を引き起こすものであるべき
・カルトのような文化
自律性は大切だが、自分たちの存在意義などが明確であるため、自社に厳しい基準を設け、それに合わない、合わせようとしない社員が働ける余地を少なくした(逆に合う人には働きやすい)
ただし個人崇拝のような文化はNGで、基本理念の維持を強化した結果であるべき
採用や評価基準に理念を使ったり、OJTや研修などのたびに伝えたり、表彰やコンテストなどが具体的な方法
・大量のものを試して、うまく行ったものを残す
自律性を保持させるため、明確な戦略を作成して指示するのではなく、明確な目標だけ設定してあげてあとは任せる
社員に権限分散をすると、創発的戦略を実施できる
・生え抜きの経営陣
早い段階から後継者を育てる計画を立てて、実行し続けることが、優秀な経営者の継続性が保たれる要因となる
・決して満足しない
最終的な目標が存在しないため、大事なのはどうすれば明日は今日よりも良くなるかと考え続けること
→例えば日報などで?
自己満足が生まれてしまう必然があるため、それを防ぐためには不安感をあえて出す仕組み、戦略
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