【グラフ作成】Excelでグラフの作り方、これだけ読めば分かります

【グラフ作成】Excelでグラフの作り方、これだけ読めば分かります

Excelで頻繁に使用する機能の1つにグラフがあります。

なんとなく使ったことはあるけど使いこなせてはない、という方も多いのではないでしょうか?

今回はそんなExcelのグラフの使い方をマスターしましょう!

目次

Excelのグラフとは?

Excelのグラフとは、例えば以下のような表があるとします。

ただこの数字の羅列を見ても、数字がまとまっているだけで、「だからなんなの?」となり、視覚的に何が起きているのかがわかりません。

「毎月売り上げが伸びているのか?」、「気温と売り上げに相関はあるのか?」そうした観点をまずは視覚的に分析したい、プレゼンする必要があるなどの場合に、以下のように見せるためのツールがグラフです。

※上級スキルになりますが、上段のグラフでは気温と売上に相関が無いことがわかりますし、下段のグラフでは1人当たりの売上単価が上がっているのでは?という推測が出来ます。

グラフの作成手順

では具合的にグラフの作成手順を順番に解説していきます。

1.グラフにしたい対象範囲を選択

※小技ですがこの際、「shift + 矢印」で1セルずつ移動でき、「shift + ctrl + 矢印」で何かしら入力されているセルの最終行(列)まで一気に選択することができます。

2.グラフの挿入

以前ご紹介したaltキーのショートカットで一発ですね!「alt + I H」のショートカットで一発でグラフ挿入をすることができます。

3.データの選択

仮の例として、一番上部に出てくる折れ線グラフを選択したとしましょう。「この時、気温と売上の関係を表示したい!」と思っているのに売上と購入人数が対象になってしまっている、などということありませんか?(見たいのは2つの項目なのに、3つも4つもグラフに入ってきてしまっている、そもそも見たい項目が入ってきてくれていないetc.)

作成したグラフをクリックすると、その選択範囲が表示されます。例えばもっと短い(長い)期間表示したいなど、範囲を変えたい場合まず簡単なのはこの色が変わっている選択範囲を動かすことです。

例えば1月~6月のみのデータにしたい場合、日付列の紫の範囲を(左下の四角をクリックしながら)動かすと、以下のように範囲が変わります。

もう一つの選択方法は、グラフ上で右クリックをして出てくるメニュー内の「データの選択」です。

ここでできることは、

  • グラフ範囲の変更
  • 表示列の追加、削除、名称編集
  • 表示内容の変更、選択
  • 横軸項目の変更、選択

などが挙げられます。試しに作成してある表の右側にもう1列「購入単価」という列を追加して見てみましょう。

まず、グラフの範囲を変更します。

↑のグラフデータの範囲が購入人数の列までしか範囲選択されていないため、ここの「$E$14」の部分を「$F$14」に修正します。(追加した列がF列のため)そうすると新しく凡例項目が追加されていることがわかります。

次に、グラフから購入人数を削除してみましょう。

これは単純に購入人数横のチェックボックスを外せば完了です。
この状態でOKを押せば、上記のように売上と購入人数のみのグラフになります。

最後にグラフの高さが合っていないためもっと見やすくしましょう。グラフを右クリックして、「グラフの種類の変更」をクリックします。

クリック後、グラフの種類を「組み合わせ」に変更し、購入単価の第2軸のチェックボックスにチェックを入れると、完了です。

組み合わせは形の違う複数のグラフを組み合わせることができ、第2軸は左右どちらも使ってグラフの単位を合わせることができるようになる機能です。

グラフの見た目など、細かい調整方法

1.グラフ自体の見た目

一連のグラフの作成方法は以上になりますが、次に細かい見た目の整え方など見ていきましょう。

まずはグラフを右クリックすると出てくる右の2つのボタンからです。

まずは右上の「+」ボタンを押すと、グラフを補助する諸々が追加できます。例えばタイトルなどを加えるとこのように見やすくすることができます。

次に筆ボタンをクリックすると、以下のようにグラフのデザインを変更することができます。ただし、ビジネスの場では華美な装飾は基本的には好まれず、見にくくなることがしばしばなので、あまり使用しないほうが良いでしょう。

2.書式設定

ここまで長かったですが、お疲れ様です!もう少しで終了です。グラフの色や、テキストのフォントや配置などの、書式の設定をお伝えします。グラフ上(編集したい部分が理想)で右クリックをして「~~の書式設定」を開きます。

記載の通り、大きくグラフと、文字についての編集が行えます。それぞれクリッカブルです。

この後の操作は個別に説明せずとも直感的にわかるので、色々とご自身で試していただきたいのですが、例えば棒グラフを編集したい場合、このように棒グラフをクリックするとこの棒グラフを対象に書式設定が行えます。

文字を選択することもできます。

そうすると、例えば以下のように日付を綺麗に並べたりが行えるのです。

目的別グラフの種類

最後に、良く使用するグラフを目的ごとに記載します。細かく目的別に洗い出すとキリが無いですが、統計学の世界に入ってしまうので、詳しくは別の機会にご紹介します。(例えば散布図に近似曲線を追加し、回帰分析を行えば将来予測などが行えます)

目的詳細おすすめグラフ
比較データの量や数を比較・棒グラフ
割合全体に対する特定部分の割合・円グラフ
・ツリーマップ
推移データの時間による変化・折れ線グラフ
・面グラフ
関連性2つ以上の変数間の関係・散布図
・バブルチャート
・箱ひげ図

ぜひ色々と試して、理解を深めていってください!

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